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Column

2007.12.01UP!

BACKNUMBER

このコンテンツは雑誌「髪化粧」でIMAGINE代表深沢が連載中のコーナー
「髪の原理」をお届けします。

パーマの常識を打ち破ろう!

  パーマにセットの理論を応用していませんか?意外にもこの2つは、似て非なるものなのです。独自のパーマ理論「フォールラインパーマ」を展開するIMAGINE・深沢孝裕さんは、パーマにおいて「根元を立ち上げる」行為は危険だということを訴えています。今回はその点に注目し、その違いを解説。さらに、髪が自然に落ちる位置でワインディングすることの大切さも解明していきます。

  パーマの理論において、意外にもセットと同じように捉えられている部分があります。それは、「根元を立ち上げる」という行為です。セットは水素結合によって、また、パーマはシスチン結合という化学反応を起すことでカールをつくることができます。つまり、根本的な原理が違うのです。それなのに「根元を立ち上げる」ためにロッドをアップステムに、あるいはオンザベースにして巻くという行為が行われています。それは非常に気険なことだと思います。なぜなら、切れ毛の原因につながるからです。それなのに、頭の中でイメージしているような根元が立ち上がることはありません。
  その点に着目して、検証を行ったのが下(図1)の写真。パーマもセットもすべてオンザベースで巻いています。ロッドオンからタオルドライの状態を見て頂くと一目瞭然です。セットは、根元からふわっと立ち上がっていますが、パーマのほうは根元からの立ち上がりは見られません。それどころか、実は根元の部分がパーマによって折れてしまっているのです。切れ毛にならなかったとしても、根元が折れていることで、その後の伸びたときに、再現性に影響を及ぼします。

  次の頁では、ワインディングするときの毛束の角度に着目しています。前号でご紹介しました独自の理論「フォールラインパーマ」が、なぜ、再現性が高いのかを検証を通してお話していきたいと思います。
  パーマのリッジは、毛束の表と裏の面が出たり隠れたりして、はじめて見えてきます。つまり、髪はねじれているのです。しかし、シャンプーした後、そのまま巻いた方向に毛束をねじらいとリッジ感が戻ります。その一方、角度に引き上げた後ねじらないと、リッジ感が戻りません。つまり、髪が自然に落ちる位置で巻いてパーマをかけたほうが、あとあともきれいにねらった通りのウエーブが出やすくなるのです。検証結果もご覧下さい。

(図1)

ロッドオン

左半分がセット、右半分がパーマ。パーマもセットもロッド幅の1.5倍のスライス幅で巻いています。両方ともにオンザベースで巻いています。
ロッドオン

タオルドライ

右半分はパーマをかけ、タオルドライした状態です。セットは洗い流していません。
タオルドライ

(図2)

パーマとセットの根元を
見比べてみると……

セットは根元からきれいに立ち上がりが出ています。パーマはあきらかに根元が折れています。セットは洗えば元通りになりますが、パーマの場合は一度かかった部分はなかなかとれず、髪の毛を切らない限りは残ってしまいます。しかも断毛などの原因にもなります。根元の立ち上がりについて、これだけの違いがあるのです。
パーマとセットの根元を見比べてみると・・・

ドライ

右半分のパーマを乾かした状態です。根元がまったく立ち上がっていません。
ドライ

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